外食産業がドライブスルーにAIチャットボットを導入

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Wendys AI chatbot

いよいよ、AIが人間の仕事を奪い始めたというニュース。

ハンバーガーショップのウェンディーズが、ドライブスルーの効率化アップのためにAIの導入を行うことを発表しました。導入されるAIは、Google CloudのAIソフトウェアを使って開発した「FreshAI」という対話型AIチャットボットです。

このチャットボットは、顧客が注文する際に使う独自の用語や略語、商品名などを理解できるように訓練されていて、例えば、ジュニアベーコンチーズバーガーを「JBC」と言ってきた場合でも対応することができるように学習。受け答えも非常に自然で「従業員の誰と話しているかわからないレベル」だといいます。

ウェンディーズはAIチャットボットの導入に関して、ドライブスルーの注文プロセスを合理化し、注文待ちで長い車列ができるのを防ぐことが目的だと述べています。

AIの導入により、顧客の好みや傾向を分析し、パーソナライズされたメニューやクーポンを提案することもできるなど、効率アップ以外にもメリットがあります。ガソリンスタンドは今やセルフが主流、スーパーはセルフレジ、ファストフードでは、マクドナルドはモバイルオーダー、回転寿司チェーンやファミレスはタッチパネルで注文する方式になっているように、ドライブスルーにAIチャットボットの導入は合理化を目指す企業にとっては自然な流れといえるでしょう。

サポートセンターやデスクワークのように一気にAIに置き換わることはないにしろ、外食産業やサービス業の現場でもAIへのシフトが進みそうです。

Source: WSJ