Micrsoftのクラウドストレージサービス「OneDrive」のWeb版で、Linuxからアクセスした場合に表示速度が遅くなる問題が解消された模様です。
これまで伝えられていた症状は、LinuxのWebブラウザから「OneDrive」のWeb版にアクセスした場合のみ、ページの表示速度が(WindowsやMacからアクセスした場合と比べて)格段に遅くなるというものでした。
そこで、この症状を改善する為に、ブラウザのユーザーエージェントをWindowsまたはMacに変更するという方法が推奨されていましたが、今後はその必要も無くなります。
Microsoftによると、WindowsやMac、iOS、AndroidといったメインのOSに関しては、ページを事前読み込みする「プリフェッチ」を有効にしていたが、Linuxでは「プリフェッチ」が無効化されていたため、Linuxでのみ表示速度が遅くなっていたということです。
なるほど、だからユーザーエージェントを変更すると(「プリフェッチ」が有効化されて)ページの表示速度がアップするんですね。
Linuxで「プリフェッチ」が無効化されていた理由としては、LinuxのChromeではプリフェッチを有効にすると、CPU使用率が100%になってハングアップする為だとしています。実際にこれは確認されている症状で、Linuxだけをハブにした意図的な行為では無い模様です。
Source: ZDNet Japan
Source: Microsoft Community