AIで返り咲いてきた感のあるWebブラウザMicrosoft Edgeで、仮想通貨ウォレットの実装がテストされています。
あまり知られていませんがEdgeにはウォレットという機能があり、アドレスバーに「edge://wallet/」と入力することで開くことができます。ウォレットにはクレジットカードを登録できるようになっていますが、将来のバージョンでは、ここに仮想通貨ウォレットの機能も搭載されることになる予定です。
公開されているスクリーンショットによると、このウォレットでは仮想通貨の購入や送信・交換が行えるようです。仮想通貨はイーサリアムとUSDC、USDT、DAIなどのステーブルコインを取り扱っているようで、NFTの管理もできるようになっており、MetaMaskとよく似たものになっています。
MetaMaskは、ChromeやFirefoxなどのブラウザで拡張機能として使うことができますが、それらと大きく違うのは、Edgeではデフォの機能として実装される、しかもウォレットに組み込まれるという点です。仮想通貨ウォレットを実装しているWebブラウザとしてはBraveがありますが、Microsoftが仮想通貨トークンを発行することはなく、単純にNFTやWeb 3.0向けの決済機能としてウォレットに仮想通貨ウォレットを組み込むだけのようです。
それでもMicrosoftが仮想通貨に肯定的な姿勢を示したということで、Edgeに正式実装されることになれば、仮想通貨のチャートが一時的に変動する可能性もありそうです。
Newest in the gauntlet of questionable upcoming Microsoft Edge features, a crypto wallet
Not really sure how to feel about this kind of thing being baked into the default browser, what are your thoughts?
More screenshots of the UI in the next tweet pic.twitter.com/GAUPiZGLIY— Albacore (@thebookisclosed) March 17, 2023