複数コンテンツプロセスに対応したFirefox 54、複数タブを開いてもサクサク動作に

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Firefox54

Firefoxのバージョン54.0が正式リリースされました。
今回のバージョンでは、セキュリティ問題の修正の他に、複数コンテンツプロセス(e10s-multi)に対応しています。

これまでのバージョンでは、複数のタブで複数のWebページを開いた場合に、表示の重いページがボトルネックとなっていましたが、複数コンテンツプロセスに対応したことによって、重いページを開きつつ軽いページは先に表示するということが可能になっています。また、クラッシュの頻度もかなり低減されているとのこと。

実際の動作は早くなる?

デュアルディスプレイで2つのウィンドウに、それぞれ20〜30個のタブを開いている状態で使用している環境では、ページを開いたりタブを切り替える動作がサクサクしたように感じます。

パフォーマンスは確かにかなり向上されたようです。

アドオンへの影響

バージョン54.0では、基本的にバージョン53に対応しているアドオンとの互換性があります。実際にバージョン53からアップデートしたところでは、使えなくなったアドオンはありませんでした。ただし、セキュリティ強化による制限がさらに厳しくなっている為、正常に動作しないアドオンが出てくる可能性はあります。

バージョン54.0リリースノート

  • ダウンロードボタンとダウンロード状況パネルを簡素化しました。
  • 複数コンテンツプロセス (e10s-multi) 対応を追加しました。
  • ビルマ語 (my) ロケールを追加しました。
  • 様々な セキュリティ問題 を修正しました。
  • 「モバイルのブックマーク」フォルダーを、より簡単にアクセスできるよう、メインのブックマークメニューへ移動しました。
  • レスポンシブデザインモードで 任意の端末 を作成、保存できるようにしました。
  • ウェブ開発者向けの変更点一覧

Source: Mozilla Firefox