あまりにもヤバすぎて一部の国では禁止令が出るほどのChatGPTですが、現在の仕様では、検索エンジンを利用せずに回答しています。
そのため、最新の情報や情報の正確性に欠けるという欠点があるのですが、その欠点をある程度補うことができるブラウザ拡張機能に「WebChatGPT」というのがありまして、試しにインストールしてみました。
「WebChatGPT」は、検索エンジンにはDuckDuckGoを使用していて、ユーザーデータや分析を収集していないオープンソース プロジェクトで作られた拡張機能で、ChromeやFirefox向けにリリースされています。
拡張機能をインストールすると、ChatGPTのプロンプトに操作パネルが追加されます。
基本的な使い方は、指定URLを入力してそのページの情報を取得して回答させるというものになります。
- /page: 指定URLのコンテンツを取得
/page: のあとに情報を収集したいURLをコピペします。
その後に、どう処理してほしいかを入力します。
「要約して」とか「要点をリストアップして」とかですね。
すると情報が取得されて処理されます。
この拡張機能を使えば、ニュースなどの最新情報でも取得して処理できるので、まさにGPTでやりたかったことが実現できるわけですが、ちょっとヤバすぎる感じもしますね。
検索エンジンや情報元となるサイトが存在しなければこの処理は成立しないのですが、それらのサービスやサイトにアクセスすることなく情報だけを抜き出せるので、いわゆる「タダ乗り」になってしまうという懸念があります。
WebサイトオーナーであればGPTのアクセスをブロックすることもできるので、ゆくゆくはGPTでアクセスできないサイトも増えてくるんじゃないでしょうか。GPTの出力結果から情報元のサイトにアクセスするのは極稀だし、GPTのアクセスをブロックしても、アクセス数や広告収益に何ら影響はないですからね。