GoogleからAIアシスタントのGemini 1.5 Proが発表されました。
Gemini Advancedにすでに組み込まれており、最大1,500ページの複数のドキュメントを理解したり、100件の電子メールを要約することもできるようになっています。
複数ファイルや大きなファイルの取り扱いは、Googleドライブ経由でファイルをアップロードすることで対応します。
画像理解も進化しており、「撮影した料理の写真からレシピを調べる」「数学の問題の写真を撮影して、その問題の解き方を説明する(これは反則だろ)」といった使い方までできるようになっています。
ただし、AIの回答は正確性を確認する必要があり、結局は自分で調べたり思考して取捨選択する工程が必要となるので、Pythonのコード生成などのように、生成された答えが正解かどうかすぐにわかる使い方がベストなのは変わらず。
その他、Gemini 1.5 Proではチャットボットのキャラクター設定ができるようになりました。
Gemでチャットボットのキャラクター設定
- Gemでパーソナルなチャットボットを設定
- Google One AI Premium Planで利用できる
- 何をしてもらいたいのか、どのように反応してほしいのかを簡単に説明すると対応してくれる
- 例:「ランニング コーチとして、毎日のランニング計画を提案して。ポジティブで、明るく、やる気に満ちた感じで」
また、Googleのサービスとして提供されている、Google カレンダー、Google ToDo リスト、Google Keep などにもGeminiを接続できるようになります。(英語のみ)
Open AIのGPT、それをバックボーンにしているMicrosoftのCopilot、そしてGoogleのGemini。無料で使うなら圧倒的にMicrosoft Edgeに組み込まれたCopilotが優秀ですが、Googleのサービスと本格的に連携するようになればGeminiを使う機会も増えていきそうですね。
Gemini Advancedは月額2,900円で利用できます。
安いか高いかは使い方次第ですね。
Source: Google Japan Blog